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前回奥義をマスターしたかと上機嫌であったが、全く浅はかであったことを思い知った。
馬から立ち上がる際に膝で馬を挟むと安定すると持論をもっていたが、今回も試してみると馬がやたら嫌がる。耳を後ろに倒して頭をぶんぶん振る。明らかにおこっているのである。 どうやら敏感な馬らしいのだが、それにしても暴れそうで ふりおとされるのではないかと思った。折り合いが付かないってのはこういうことなのか。 指導員と話してみるとどうも私が膝に力をいれてとじていたこと、踵が馬のお腹に触れていたことが馬にとってストレスの原因らしい。といってもそんなに強く締め付けたわけでもないのにである。 今までのってきた馬は全く嫌がるそぶりはなかった、或は私が気がつかなかったのだが、過敏な馬が私に教えてくれたようである。 馬を挟むと信じていた私にとって根本理論が間違っていたのかと混乱したが、始めて馬の気持ちを考えるきっかけとなり、あれこれ見直してみる。 どうやら膝に力をいれて締めると馬は肩を締めつけられてしまい嫌がるようだ。お腹に踵をべったりつけていると、走れのサインと感じてしまうことがあるようだ。前が詰まっているのに走れと指示を受けたり、走ろうとしついるのに肩を抑えたので怒っていたようだ。 知らず知らずのうちに意味不明なサインを送っていたので嫌われてしまったに違いない。これまで同じ乗り方をしても特に気にしたそぶりを見せない鈍い馬もいたので誤解したままだった。途端に申し訳ない気持ちになった。 ではどうすればよかったか。 常足に戻るのだが、膝の力はぬいてふくらはぎのあたりの柔らかい部分で全体的に包むのがよいみたいです。踵もコツコツお腹につからないように気遣ってあげる。特にデリケートな馬にはやさしく。 相手は動物だということを改めておもいなおした騎乗でした。 続く PR この記事にコメントする
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